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前歯のラバーダム
埋伏智歯の抜歯イラスト
CT画像診断

​医院紹介

当院の治療

治療について

 イーデント歯科室の治療には緻密で質の高い豊富な経験が蓄積されています。 それゆえ限られた知識や技能が前提となった診断や治療法にとらわれない、より実際的で包括的な歯科治療をご来院される皆様に提供してまいります。 しかしながら診断や治療の説明は十分いたしましても治療法の選択については患者さんにゆだねており、特定の治療法に誘導したりすることは忌避しております。 

 基本的に保存的な治療を中心に据えて、不必要なやり換えがおこらないことを第一に心がけております。 それゆえ初めての治療部位につきましては、長期的な歯の保存に有利なように、なるべく神経は取らない、健全な歯質は削らないをモットーに診療に取り組んでおります。 しかしながら進行した歯周病のようにお口の中にたくさんの問題を抱えていらっしゃる方の場合は、ご希望にそって徹底した再建治療に進むか、メインテナンスに依存した局所的対症療法にとどまるかで治療方法も、所要時間も大幅に変わってまいります。 また、口元の美しさや快適な機能を追及するといった治療は、通常医療とは異なり歯科特有のものですので、より付加価値の高い内容を提供してまいります。 

 わたくしどもは1回の手当が長期的に維持される再治療の少ない本物の標準治療を念頭にして、公正な診断に沿った最小限の的確な歯科医療と、口腔衛生にたいする正しい理解を広めてまいりたいと存じます。

 なお、吉祥寺移転以来は当院の患者さんの半数は検診と予防で来られていますが、予防と初期治療、メインテナンスに歯科治療の重点をシフトさせておりますので、治療ではなく良い歯を一生大切につかって行きたい方々のご要望にも対応してまいります。

選択肢の多様性


 的確な治療と継続的な検診メインテナンスがおこなえるなら取り外し式の義歯でも広範囲のかぶせ物修復でも10年20年と快適に使用することも可能です。 一方インプラントは周辺歯をまったく傷つけずに失った歯の代わりとすることや、固定性ブリッジの不能な多数歯の喪失部位に単独でしっかりした歯列を再建可能ですが、決して半永久的な修復ではありません。 周囲炎の予防に加え、天然歯より咬合力の負担が集中する傾向もあり適切な管理が必要です。 高齢者となった方のトラブル対応も重要な問題と捉えます。 

また余った智歯や重なってはみでた歯があればドナーとして歯の欠損部位に自家歯牙移植することも当院では大きなオプションとなっております。→自家歯牙移植

矯正用の極少アンカーインプラントの応用は大臼歯の移動も容易にし、条件が整えば当院ではインプラントに代わる最良の代替治療と位置づけています(下図)。→  後方歯の矯正移動 

修復治療での便宜的な抜髄(歯の神経を取ること)は後日の歯根の劣化(歯根ハセツ)や変色の要因となりますが、当該歯の矯正や修復用のスクリューピンの応用は、歯髄の保存ひいては歯の保存に大きな役割を果たします。→修復治療のために歯の神経を取らない

難治性の感染根管治療では歯を壊さないように矯正力で歯根を歯槽骨から緩めた意図的な再植治療が当院では最後の選択肢として非常に有効な手段となっています。→意図的再植 

奥歯の隣り合った面にできるムシバは殆どが噛み締めが原因のくさび力によるエナメル質の亀裂が原因ですが、ひび割れに入り込んだ細菌プラークが歯の側面に小さく脱灰をおこし(歯質を溶かし)ます。 初期段階には隣の歯が邪魔になり本来のムシバの10倍以上の健全な歯質を噛み合せの面から削らなければムシバに到達できない状況もあります。 このようなケースでは歯の隣接面へのデンタルフロスによる清掃と定期検診でのチェックアップが励行され、唾液の働きでの再石灰化を期待することも得策と考えます。 表面が変色はじめたエナメル質へのフッ素徐放性のセメントの塗布は脱灰エナメル質の再生を促します。 一度削ってしまった歯面は二度と再生しないことを肝に銘じて初期う蝕には対応すべきと考えております。

全体的な矯正や口腔外科的専門性の必要な診断・治療や非定型歯痛と考えられる症状等への対応は専門医へ紹介しております

 イーデント歯科室では適宜これらの治療を組み合わせて、患者さんに最も利益のある選択肢を提供しております。

欠損部インプラントに代わる矯正
アンカーインプラントで牽引
後方臼歯を移動開始
矯正後の欠損の解消
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智歯の抜歯等では必要に応じ動脈や神経のはいる下顎管の位置を3次元的に確定し安全な抜歯を検討いたします。
*このケースは初回に歯冠部を切除後に4か月後の前方の隙間への移動を確認してから歯根部を抜歯。

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長持ちすること


 当院は遠路いとわずご来院いただきました患者さんを中心に集中的な全歯列対象の密度の高い歯科治療終了後、定期的なチェックアップと予防処置を重ね20数年にわたってみせていただいて来られた患者さんが多数おられます。 ひとりの患者さんを長期に追い続けていきますと、学問的な原則を順守すべきであるとともに本当に必要な歯科治療のポイントが捉えられてまいります。 いずれの治療法にもメリットとデメリットが存在します。 短期的効果と長期的効果は異なります。 きれいなセラミックの前歯は相対する歯を摩耗させます。  根の治療、歯周病治療、補綴物の適合精度はいつの時代でもできる限りの内容を追求すべきですが、材料学的問題では、安易なメタルフリーやファイバーポストが長期的な安定には繋がらないのも推察されます。 ファイバーポストは細いと強度が取れず、残存歯質が十分であることが必須なうえ、接着剤やプラスチック素材の劣化にともない20年の風雪?には耐えられないでしょう。 連結歯の土台には危うい材料です。  合着用セメントも不安定なものもあるので、複数歯の連結冠には信頼性の高い材料が用いられるべきでしょう。一方失活歯の歯根ハセツを惹起しやすいとされるメタルポストは、強度が十分な素材で歯槽骨頂から歯根の先の2/3まで細く長く適合よく作られたものは、たやすく歯根ハセツをおこしません。 失活歯より生活歯が良いことは自明ですが、生活歯も歯髄が後退すれば残った象牙質は簡単に折れます。 短時間では見えてこない問題もあります。  

ストレスのないこと


 ゴールを見据えた無駄な回り道のない治療を心がけています。 歯科治療にともなう痛みはなるべく回避させていただくよう無痛治療のための確実な麻酔法を選択しています。 長期の治療期間中には快適で安定した仮の歯を使用するとともに、日常の食生活に支障のないよう治療進行の段取りを常に考慮してまいります。 

自由診療の費用について


 当院は修復物の製作や材料は最良のものを追求しており経費率も一般の数割増しですが、限られた患者さんにのみ受診できるような治療費の設定はしておりません。 東京都心部の平均的費用かそれ以下かもしれません。 治療が計画通り進められる臨床力と多数の修復物でも無調整で入るような内容であるため、結果として治療時間(時間経費)が節約できるためです。 また必要とされる治療効果を求める場合、範囲の広い症例も多くなるため治療費の総額がかさむことへの配慮もあるからです。 
 カウンセリングを希望されます方は電話 にてお問い合わせください。
 

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